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広く普及してきているe-learningですが、基本的にパソコン・ネットワークなどを使用したシステムであることから、費用、システム構築、維持管理、サービス内容、コミュニケーションなどの点でいろいろと問題点が指摘されています。
e-learning受講者・利用者がe-learningで学習する場合の問題点についてあげてみましょう。
費用の点では、スクール通学などに比べて割安ではあるものの、単にパソコン(機械)相手にほとんどすべて自分が閲覧・入力・処理していくだけのことととらえると、コストパフォーマンスが高くない(サービスの割に割高)という不満が残るかもしれません。
また、結局は自分がやらなければならないということで、進捗管理や時間管理そして心理的な部分でも、動機付けや励ましやアドバイスといった人間が関わった方が効果の上がりそうな部分に関しても不足する点が多いと思います。
それから、共に学ぶ仲間との学習上の相乗効果という点でも、ここにパソコンに向かった作業となるので、孤独感が解消されることはないでしょう。
また、提供されるコンテンツの内容が画一的で、ひとりひとりの学習者にマッチしないケースも多々あるのではないかと思います。
e-learning管理者・運営者にとってもいろいろと問題になる点があります。
まず、システムの構築に非常に手間と費用がかかるということです。多数の受講者の同じ内容のコンテンツを提供できるという利点の裏返しでしょうか。
また、学校・大学などの教室で提供される場合は、使用する機器類をある程度統一できますが、それ以外の利用では、個々の利用者のシステム環境にあわせてある程度柔軟性のあるシステムにする必要があり非常に煩雑になります。
そして、一度作成したシステムやコンテンツの内容に問題があったり改善が必要になる場合などの対応がタイムリーに実施しにくい面も指摘されています。
あるいは、システムを作って運用を始めればあとは機械任せということでもなく、受講者からのメールなどによる問い合わせへの対応や進捗管理などに思いのほかマンパワーが必要になってきます。
コンピューターやネットワークに関する技術は、日々進化していますので、最終的にはマンツーマン、あるいは、教室形式に近い環境で学習できるようになるのではないかと期待しています。
しかしながら、e-learningはコンピューターシステムのみで完結することはなく、マンパワーとの高度な融合により、今よりもっと使いやすく効果の出るものになっていくことでしょう。
e-learningのメリットとして、通学等の時間が不要、近くに希望にあうスクールがなくても学習が可能、自分のペースで学習が可能、パソコン・インターネット環境があれば受講可能などがあげられます。
e-learningは、イーラーニング、Eラーニング、E-learningなどと呼ばれることもあります。
この"e"というのは"electrolic"の略ですが、それじゃあ、「電子的な学習」のことですかって、それって何?ことになりますが、いわゆる「情報に関する技術を利用した学習方法」ということになります。
CD−ROMやDVDを使用して、ネットに接続されていないパソコン単体で実施されることもあります(教室形式でパソコンが何台も並べられているような)。
しかし、最近では、こうした教材とセットで、あるいは、セットなして、インターネット環境で学習するスタイルが主流となっています。これにより、利用者の時間的・場所的な制約がかなり解消されました。
機械相手で無味乾燥ではないかといった点も、電子メール・フリーダイヤル・添削指導などのサービスとの組み合わせで、かなりクリアされています。
費用の点でも、個々にテキストを用意しなくていい、送付費用があまりかからないなど利用者にもメリットはあると思います。